本科のディプロマ・ポリシー(卒業認定の方針)
本科のディプロマ・ポリシー(卒業認定の方針)
1 本校の目的
本校は,教育基本法の精神にのっとり,学校教育法及び独立行政法人国立高等専門学校機構法に基づき,深く専門の学芸を教授し,職業に必要な実践的かつ専門的な知識及び技術を有する創造的な人材を育成することを目的としています。
2 学習目標
全学科共通の学習目標
- 技術者として必要な基礎学力と専門的知識を身につける。
- 意欲的・実践的に,ものづくりや課題の解決に最後まで取り組むことができる。
- 幅広い視点から自らの立場を理解し,地域・国際社会や環境に配慮できる。
- 自分の考えを正しく表現し,公正に意見を交換することができる。
各学科の学習目標
- 機械工学科
材料,エネルギー,計測制御,生産加工などの知識と技術を習得し,人・社会・環境が調和する技術を創生することができる。
- 電気工学科
エネルギー,エレクトロニクス,制御,通信,コンピュータ等の知識と技術を習得し,「ものづくり」や課題の解決に応用できる。
- 電子情報工学科
情報・電子・通信などの基礎知識と技術を習得し,システム設計・開発を行うことができる。
- 環境都市工学科
くらしを支える施設の整備,防災,環境保全に関する知識を習得し,より良い都市づくりを目的とした課題に対処することができる。
- 建築学科
建築を取りまく文化や技術の基礎知識を習得し,住生活から地域・都市環境にわたる建築への様々な課題の解決に応用できる。
3 教育の特色
- 機械工学科
機械工学科では,機械の動作原理や材料・構造・強さ・しくみを座学・実験・実習を通し,深く理解できるようカリキュラムが設定されています。さらに,修得した知識や技術を活用して,独創的なアイディアを発想し,設計・製作・評価までを自ら行うことのできる技術者を育てています。 - 電気工学科
電気工学科では,電気・電子工学をはじめ,エネルギー,通信,半導体デバイス,情報など広い分野にわたる専門的「知識」と「技術」を身に付け,こういった分野で活躍できる技術者を育成することを目指しています。 - 電子情報工学科
電子情報工学科では,電子工学,情報工学,通信工学の豊富な知識をもちながら,これらを融合した技術を駆使しシステム思考のできる人材を育成すると同時に,人や環境も視野に入れた未来志向の電子情報工学技術者を育てることを目指しています。 - 環境都市工学科
環境都市工学科では,私たちの生活に大切な都市施設などの整備に関する技術を学ぶことを目的としています。すなわち,道路や橋,港湾などの公共施設の建設技術を身につけ,さらに,自然環境との調和やうるおいのある生活環境も考えることのできる広い視野を持った技術者の育成を目指しています。 - 建築学科
建築学科では,幅広い知識と豊かな創造力をもつ建築技術者を養成することを目指し,専門の基礎科目を重視する一方,計画・構造・環境のコンピュータ処理技術のほか,新しい時代への対応を学ぶなど,幅広い知識を習得できるよう力を注いでいます。
4 本科の卒業要件
卒業の判定については,学則第35条(※)で定めるとおり全学年の課程を修了した者を卒業と認めますが,具体的には,以下のすべての要件を満たしていることが条件となります。
なお,必修科目の修得だけでも学習目標は達成されるようにカリキュラムを編成していますので,卒業認定を以て本校が掲げる全学科共通の学習目標及び各学科の学習目標を十分達成したと認めることができます。
卒業要件
- 各科目の年間授業時間数の4分の3以上出席していること。
ただし,病気・事故等やむを得ない事由によると認められた長期欠席の場合は,卒業の基準が緩和されます。 - 最終学年まで修得すべき科目の単位を修得していること。
- 卒業研究の評価が合格であること。
- 学校行事への出席が良好であること。
(※)学則一部抜粋
第35条 全学年の課程を修了した者について,校長は,所定の卒業証書を授与する。
2 本校を卒業した者は,準学士と称することができる。