第31回技術振興交流会見学交流会を開催
令和4年7月6日(水)に、株式会社トーケン(小松本社)において、第31回技術振興交流会見学交流会を開催し、会員企業等24名、本校教職員14名の計38名が参加しました。
はじめに、株式会社トーケン・岡本広志管理本部長から会社概要について説明があり、その後、参加者は2班に分かれて小松市内に建設中の北國銀行小松ビル建設現場及び小松本社敷地内にある植彩インテリア「バディ」生産現場の見学を行いました。
建設現場では、ZEB(Net Zero Energy Building)のコンセプトで建設中の建物内を見学し、環境や地域防災に配慮した建築整備計画について説明を受けました。植彩インテリア「バディ」生産現場では、製造を請け負う社会福祉法人南陽園(加賀市)の障がい者の方々が保水セラミックス基盤の加工や多肉植物の植え付け作業を行う現場を見学し、障がい者支援施設と建設総合サービス業のパートナーシップで地域社会に貢献する共生社会の実践の様子に触れることができました。
見学後は、株式会社トーケン・伊野博俊代表取締役社長から、BIM(Building Information Modeling)取り組みの説明があったほか、株式会社トーケンにおける建設DXの取り組みについて説明があり、建設DX=働き方改革に直結しているという実践例の紹介がありました。
続いて、本校環境都市工学科・前田健児講師から「地域の困りごと解決します~金属材料の防食と腐食~」と題し、サビがインフラ劣化に及ぼす影響や見えない部分のサビをどのように点検管理するか等の研究について紹介がありました。
今後も会員相互並びに石川高専との連携・交流を深め、産業技術の振興と地域社会の発展に寄与する活動を展開していきます。