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能登高校「総合的な探究の時間」に講師派遣~能登町宇出津を研究拠点に~

   ​2023年4月26日(水)に石川県立能登高等学校において、能登高校1・2年生(普通科・地域産業科)を対象に、総合的な探究の時間「地域の探究実践者と語る会2023」が行われ、建築学科・豊島祐樹准教授が講師を務めました。

   能登高校では、地域で日々探究する大人を知り、その考えに触れる総合学習時間を設けており、この日は20の企業・団体から探究パートナーとなる方々の出席がありました。探究分野は林業・農業・水産業・保育・マスコミ・国際協力など、多岐にわたる中、豊島准教授は”デザイン・建築”を探究分野として「能登町の地域資源は何か?それに対してデザインや建築にできることは?」を探究テーマに、高校生にポスターセッションを行い交流を深めました。

   豊島准教授と能登高校との接点は宇出津の活動交流拠点「NOTO CROSS PORT(ノトクロスポート)」にあり、豊島准教授が空き店舗を「ノトクロスポート」に改修するための基本構想・基本設計の依頼を受け、当時、能登高校の生徒も基本構想の検討に加わった事がきっかけです。また豊島准教授が能登町宇出津に研究拠点を置き、能登町全体に関わるきっかけも「ノトクロスポート」であり、現在、やなぎだ植物公園の将来構想・利活用の実践、能登町の歴史的建築物の再生・活用など、石川高専の学生も加わり取り組んでいます。

   こうした活動を通して、能登町に関わる人々と共に、地域への愛着や地域独自の魅力を向上させる研究の取組みが活発化し、地元の良さに気付き誇りを持って発信する人々が増えることを期待します。

豊島准教授のポスターセッション