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第20回全国高専デザコン2023「創造デザイン部門」で最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞!

    令和5年11月11日(土)、12日(日)の日程で「第20回全国高等専門学校デザインコンペティション舞鶴大会」(通称 デザコン2023 in 舞鶴)が、舞鶴総合文化センター及び赤れんがパーク2号棟・5号棟において開催されました。

    全5部門からなる大会で、石川高専からは、構造デザイン部門に2チーム、創造デザイン部門に1チームが厳しい予選審査を通過し参加しました。

    構造デザイン部門では、「つどい支える」というテーマのもと、紙を素材とした橋を制作し「耐荷性」、「軽量性」、「デザイン性」を競いました。2チームとも静的載荷試験で最大の40kgをクリアし、その後、衝撃載荷試験にも耐えました。参加54作品中、衝撃載荷試験をクリアしたのは、石川高専の2作品を含め9作品のみでした。

    創造デザイン部門は、「デジタル技術を用いたwell-beingに向けての都市と地方の融合」をテーマに、3D都市モデルのオープンデータ「Project PLATEAU(プラトー)※」を用いた作品の募集でした。1日目にポスターセッションとワークショップ、2日目にはポスターデータを利用したプレゼンテーションを行い、公開審査の結果、最優秀賞を受賞しました。

※2020年より新しくスタートした国土交通省が主導する3D都市モデル整備・活用・オープンデータ化プロジェクト。国土交通省は、3D都市モデル(デジタル地図)をオープンデータとして一般公開しており、商用利用も含め、誰もが自由に活用することができる。


結果は以下のとおりです。

■創造デザイン部門■
    最優秀賞(文部科学大臣賞)
      作品名   :たかが「雪かき」されど「雪かき」〜よそ者が担う地域文化の継承〜
      メンバー:建築学科5年・岩田さん、宮城さん、4年・北川さん、本馬さん、
                    環境建設工学専攻2年・徳成さん*
      指導教員:建築学科・准教授・内田 伸
        *大会参加メンバーには登録できなかったが、同研究室で発案からともに取り組んだ学生

     受賞作品である『たかが「雪かき」されど「雪かき」〜よそ者が担う地域文化の継承〜』は、金沢市の都市構造に起因する除雪課題を取り上げ、地域住民によるボランティアでしか成り立たない「雪かき」を、有償で、旅行客や大学生に任せる仕組みを提案しています。
    少子高齢化による除雪の担い手不足は、地域における安全な生活確保に直結する問題となっています。「雪かき」に伴う肉体労働的な側面だけではなく、地域住民の交流やコミュニティ形成、交わされる言葉やお礼のやり取りも含めて、地域文化の担い手、都市と地方の融合、かかわる人々のwell-beingに向けての提案としてまとめられています。
    審査員からは3D都市モデル「PLATEAU」の活用方法、地域性や実現可能性の高さ、プレゼンテーション含め高い評価を受け、最優秀賞受賞となりました。

■構造デザイン部門■
    10位
      作品名   :ちいやま
      メンバー:建築学科4年・小山さん、中山さん、長島さん、二口さん
      指導教員:建築学科・教授・船戸 慶輔

    16位
      作品名   :略略鎌鎌
      メンバー:環境都市工学科2年・岡田さん、清造さん、中田(匠)さん、野澤さん
      指導教員:環境都市工学科・教授・重松 宏明

結果はこちらからご覧になれます。--> 全国高等専門学校デザインコンペティション公式ホームページ

創造デザイン1日目
創造デザイン2日目
ちいやま
デザコン会場
略略鎌鎌