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輪島市にて文化財建造物の被災状況調査を実施

    2024年1月に発生した能登半島地震における歴史的建造物の被災状況把握のため、5月25日(土)、輪島市において被災建物調査を実施しました。今回は1次調査として、河井町を中心に輪島市中心市街周辺地域の文化財建造物の被害状況について外観目視による全棟調査を行いました。

    この調査には、日本建築家協会、日本建築士会連合会をはじめ、日本建築学会の会員が参加しており、本校からは建築学科の村田教授、小川講師及び立命館大学の持田教授(元石川高専 建築学科 教授)が参加しました。

    この調査は、令和 6 年能登半島地震被災建造物復旧支援事業(文化財ドクター派遣事業(※))として行われ、歴史的建造物の復旧へつなげていくため、本校は今後も継続して調査に参加していきます。


(※)文化財ドクター派遣事業
文化財ドクター派遣事業は、東日本大震災を契機に開始され、被災した地方公共団体からの支援要請を受け、文化庁が被災地外の地方公共団体や文化財関係団体等と協力し、未指定であっても既往の調査等により一定の価値が認められた構造物を含む「文化財である建造物」の被災状況調査及び応急措置・復旧のための技術支援を行うものです。事業は、災害時における歴史的建造物の被災確認調査および技術支援等に関する協力協定締結団体歴史的建造物の被災調査等に関する協定締結団体(日本建築学会、日本建築士会連合会、日本建築家協会、土木学会、国立文化財機構文化財防災センター)が、復旧支援委員会を設置して実施します。

調査前の打ち合わせの様子