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第36回技術振興交流会見学交流会を開催しました

    2024年11月12日(火)、株式会社金沢村田製作所 金沢事業所において、第36回技術振興交流会見学交流会を開催し、企業・個人会員21名、本校教職員15名、計36名が参加しました。

    はじめに、本交流会会長・豊蔵享一氏及び株式会社金沢村田製作所 管理部部長・井上秀道 氏より開会挨拶があり、続いて、株式会社金沢村田製作所 管理部人事課・坂口勝輝 氏より会社概要についての説明がありました。その後、参加者は2班に分かれ、SAWフィルタ(※)前工程見学及びムラタセイサク君デモンストレーション見学を行いました。

    工程見学では、見学者コースの窓から、村田製作所が世界シェアNo.1を誇るSAWフィルタの前工程作業が行われている大規模クリーンルーム内を見学しました。また、デモンストレーション⾒学では、ムラタセイサク君完成までの記録映像、⾃⽴⾛⾏や距離を検知し⾃動停⽌する超⾳波センサ機能などの実演を⾒学し、その技術力と革新的なアイデアに触れることで、ロボット工学への理解を深める貴重な時間となりました。

    ⾒学終了後には、本校電気⼯学科の仲林裕司講師より「ミストCVD法による機能性材料の成⻑と分析技術への応⽤」と題し、ミストCVD成膜装置の開発や、排⽔処理との現状と⾊汚染検知の問題点、SERSセンサの応⽤の可能性等についての研究発表があり、本校教員の研究内容の一端に触れていただくよい機会になりました。


※SAWフィルタ:特定周波数の信号を選択し、不要な信号を排除するデバイスで、スマートフォン・携帯電話をはじめとする通信端末には必要不可欠な電子部品。

ムラタセイサク君デモンストレーション見学
仲林裕司講師 研究発表
金沢村田製作所にて