第39回技術振興交流会見学交流会を開催しました
2025年10月21日(火)、金沢港にて「第39回技術振興交流会見学交流会」を開催しました。当日は、企業・個人会員25名、本校教職員14名、計39名が参加しました。
はじめに、金沢港クルーズターミナル2階セミナールームにて、本交流会会長・豊蔵享一氏より開会の挨拶がありました。続いて、国土交通省北陸地方整備局金沢港湾・空港整備事務所所長・渡邉理之氏から金沢港湾・空港整備事務所概要説明が行われ、その後、金沢港戸水作業所作業所長・高島竜一氏より、東洋・本間・あおみ特定建設工事共同企業体概要についてご説明をいただきました。
その後は、参加者が2班に分かれ、戸水岸壁災害復旧工事現場を見学しました。現場では、均しコンクリート型枠組立や仮置土積込・運搬と埋戻し、流動化処理土プラント撤去などの作業が行われており、普段目にする機会の少ない大規模構造物の建設プロセスや最新の技術について学ぶことができました。
現場見学後は、本校建築学科 横林修造准教授より講演「能登産珪藻土の地域資源特性と震災後の採掘動向に関する実態調査-能登産珪藻土の吸放湿特性を活かした建材・製品開発に向けて-」が行われました。講演では、地域の生活文化における能登産珪藻土の役割や、能登産珪藻土の起源と地域資源特性、地場企業による製品化への取り組み、そして能登半島地震後の採掘状況などについての紹介がありました。
見学会終了後は会場を移し、懇親会を開催しました。参加者同士で活発な意見交換が行われ、会員と教職員の親睦を深めるとともに、今後の連携や協力のきっかけとなる有意義な交流の場となりました。