石川工業高等専門学校「創立60周年記念」募金へのご支援のお願い
平素より本校の教育及び研究推進・産学官連携活動に格別のご理解とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、石川工業高等専門学校は昭和40年4月に創立されて以来、国内外で活躍する多彩な人材を輩出し続け、令和7年に創立60周年を迎えます。
このたび、創立60周年を迎えるにあたり、本校が創立以来築き上げてきた歴史を礎に、さらなる発展を目指し、その活動資金のご支援を募ることといたしました。
本校は、機械工学科、電気工学科、土木工学科(現環境都市工学科)の3つの学科で発足し、その後、産業界や社会の要請に応え、昭和45年に建築学科、昭和62年に電子情報工学科を設置し、現在の5学科体制となりました。平成12年には、より専門性を高めるための専攻科を設置。創立60周年を迎える令和7年度には、昨今の急速な社会変革、特にDXやカーボンニュートラルの推進、これらに即応すべく、電子情報工学科では高度な情報通信技術を基盤としたDX・情報系人材を、その他の学科では、専門知識とDX・GXの融合能力を備えた人材の育成を目指し、新たに先進科学融合コースと情報科学融合コースを設置します。
本校は、「人間性に富み、創造性豊かな実践力のある研究開発型技術者育成のための高等教育機関」であることを基本理念として、基礎から応用へとつながる専門的な知識や技術をさらに社会実装へと進めることを目指した教育に努めてまいりました。卒業生・修了生は現在までに1万人を超え、産業界のみならず、教育界や国際社会からも高く評価されております。
創立60周年のスタートラインに立った今、本校は、すべての人が幸せを実感できるより良い社会づくりのため、グローバル、あるいはローカルなさまざまな社会課題の解決に貢献できる実践的な人材の育成をさらに推進してまいります。
皆様には、ますます発展する石川高専へのご支援・ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和7年3月
石川工業高等専門学校長 富田 大志