郷土愛育成による環境改善教育システム構築 石川工業高等専門学校問合せリンク
取組の概要河北潟に学ぶ河北潟に還す河北潟フォーラム活動レポート

趣旨・目的

地域総合型技術者の育成へのプログラム

 本取組は,郷土愛の育成(リテラシー)と郷土愛の実践(創造工学演習),即ち地域の環境改善活動を通した教育システムの構築である。
  本科(3-5年生対象)課程では,人文系一般教育科を中心とした河北潟リテラシーより「河北潟」を生きた教材とし,郷土の風土・歴史・環境を深く学び,郷土愛を持つ地域に根ざした技術者を育む。
  専攻科(1,2年対象)課程では,創造工学演習Tで間伐材による木工沈床を製作し,河北潟に設置することで,山林管理から水質浄化の手法を実体験し,実際にも環境浄化に寄与する。併せて学生による河北潟近郊の中学校で河北潟出前授業を行い中学生に環境科学の啓蒙を行なう。創造工学演習Uでは,学生の独自の創造力を活かして河北潟の環境改善に貢献する工学的製作物の設計・製作を行なう。
  河北潟フォーラムの開催により地域住民に対して行政,NPO団体,企業と一体となって河北潟全体の環境改善となる啓蒙活動を推進する。

環境改善・教育システム GP教育効果のスパイラルアップ
環境改善・教育システム
GP教育効果のスパイラルアップ

 

資源・意識の循環/人材の循環

資源と人材の循環
資源と人材の循環

 間伐材という森林資源を有効活用を実現し,森林から河北潟まで一つの水系とする資震源循環を確立します。
  河北潟出前授業で学生が中学校を訪問し,科学リテラシーを通して環境意識の高い学生を地域で育成し,さらに石川高専で将来的に受け入れることにより教育による地域への人材の循環システムを確立します。