郷土愛育成による環境改善教育システム構築 石川工業高等専門学校問合せリンク
取組の概要河北潟に学ぶ河北潟に還す河北潟フォーラム活動レポート

実施体制

河北潟リテラシー

<国語・社会・化学・英語・体育の一般教育科担当 計8名>(本科3年-5年生 全学科)

  河北潟という具体的な問題について人文系科目を中心とした総合的学習を実施する。この工学的解決への事前教育課程により,河北潟の自然環境としての意義をはじめとして今日の社会的意義まで幅広く理解・学習させることを目的とする。

3年生<社会・化学科担当 2名>

 5学科合同特活を年2回開催する。河北潟をテーマとした社会,化学の講義・講演によりそれぞれの視点から河北潟の問題を総合的に把握させる。

4年生<国語・英語科担当3名>

 5学科合同授業を開催。国語では,河北潟に関わる文学作品の講義を行い,河北潟の暮らしや生活を理解させる。英語では,留学生による各国の環境問題をテーマとした講演により,国際的な視野から河北潟の問題を把握させる。事前教育も含めて英語科で対応。ネイティブ・スピーカーによる講演内容のチェックも含む。

4年及び5年生<体育科担当 3名>

 体育の授業枠で河北潟でのボート実習を通じての河北潟の環境体験。石川高専の立地の特性を活かした生涯スポーツの学習の場とする。

創造工学演習I

<専門学科教員4名担当>(専攻科1年生)

 河北潟リテラシーを通じて学んだ河北潟の諸問題を,工学的かつ技術的に解決する手法を習得する。

「木工沈床」の製作・設置

 津幡町森林組合の協力のもと,河北潟の水源の一つである津幡の山林維持から水質改善までの過程を学び,最終的に間伐材を用いて木工沈床を製作し(7月下旬から8月上旬予定),河北潟湖岸に設置する。(間伐材の伐採現場等の見学,水辺の清掃活動,専門家による講演などを予定。木工沈床の設置は,津幡土木事務所の許可により可能)

「河北潟出前授業」

 河北潟周辺に立地する中学校9校に学生を派遣し,河北潟に関する科学リテラシーの講義を行なう。

創造工学演習II

<専門学科教員5名担当>(専攻科2年生)

 専攻科1年までの成果を踏まえて,学生の独自の創造性を活かしたプロジェクト型演習として河北潟に関する,各種提案及び工学的な制作を行なう。

河北潟フォーラム

<現代GPワーキング担当8名担当,企画室4名担当>(本科3-5年生,専攻科1,2年生)

 学町連携推進事業の一環として,本校のGP活動の発表(シンポジウム)の実施,河北潟の問題の住民の方への啓蒙活動とする。(対象:地域住民,石川高専学生(本科3-5年生,専攻科1,2年生 計640人程度),各種関連団体など)